死ぬまでに書きつけておきたい1つのブログ

平均寿命全うまで:あと58年

8月、9月の間に起きた主な出来事の要約

①モデルナワクチンを2回接種した

異物混入ロットだったものの、副反応含め特に予想を超えることはなかった。

倦怠感、頭痛、38.5℃の高熱。

オナニーをしたらものすごい粘土の精子が出た(倦怠感が倍増するのでやるメリットは薄い)。

副反応というか副産物というか、朝勃ちが止まらなくなった。

 

②親友の結婚式、披露宴、二次会に参列した

祝儀は親、礼服は友達から借りるという情けないアラサー男。

その親友とは、大学1年からの付き合いで、彼女が欲しいとかそんな苦悩を抱えていた頃も知っている。

当時俺は上から目線でアドバイスをしていた。

今では何馬身差の人生を走っているのだろう。

つい何日か前、もうマイホームを建てる話まで聞いた。

 

肝心の挙式には、まさかの遅刻をかましてしまった。

誓いのキスこそ見れなかったが、花びらはばら撒けた。

そもそもこの結婚式、共通の友人が1人もいなかったので正直気が引けた。

当日の直前まで行くのを渋っていた。

出席に〇を付けた以上もう逃げられないのだけれど。

不安だったけど、披露宴では遅刻キャラで何とか同じテーブルの人と馴染むことができた。

それで…まあベタだけど色んなことを思い出して泣いてしまった。

親と抱き合って泣くシーンは食らったなあ。

奥さんも綺麗だったし。結婚式っていいね。

二次会はついに友達と合流して、いろいろ楽しんだ。

帰りはカラオケで狂ったように歌った。嫉妬も少しあった気がする。

 

③彼女に俺の仕事の話を打ち明ける

「俺の印象が変わるかもしれないけど、俺のことを嫌いになるかもしれないけど」

こんな前置きで打ち明けた。

びっくりした様子だったが、受け入れてくれた。

今では一緒にAVを見たり、ドンキのカーテンの奥にあるアダルトグッズコーナーに行って、そこでイチャイチャするぐらい性にオープン仲になった。

それも、俺が制作に「行く可能性がある」というぼかし方をしていたから受け入れられていた。

「ディレクター(監督)」になることを望んでいると、つい先日話したら、かなり難色を示された。

俺も落ち込んだけど、それでも好きだと言ってくれたからよかった。

逆の立場で考えたら相当キツイと思うけどね。

彼女と喧嘩になったとき、思い出す三か条がある。

 1. 彼女は、自分から惚れた女。

 2. 彼女は、(他の男と比して)様々なハンデを負う俺を好いてくれた。
 3. 彼女は、今まであった中でエロに貪欲で、好奇心旺盛な希少種。
 
④彼女の親に俺の仕事の話を間接的に打ち明けられる
干渉気味な彼女の親が、しつこく俺の職業を聞いてくるようで、耐えかねた彼女がとうとう言ったようだ。
驚いてはいたものの、疑ったことは「男優じゃないの?」ということらしい(笑)
彼女も、普段そんな話をしない親が「男優」というワードを用いたことに驚きを隠せなかったようである。
─実は俺と彼女は、今までの遠距離恋愛をお忍びで行っていた。
まさに逢引とでも言うべきか、架空の男をでっち上げて月に1回愛を確かめ合っていたのである。
彼女の親が、このコロナ禍に東京の男と会うことを否定しないはずがないということを見越しての、苦渋の対策であった。
だが自分自身もモヤモヤしていた。
それは、彼女が上京して、一緒に暮らすという選択肢が現実味を帯びてきたからである。
いずれこの嘘を解除しなければ先に進むことはできない。
そんなわけで、架空の男とは別れて、東京の俺本人として付き合い始めたことにした。
彼女の希望で、架空の男と別れてすぐに俺と付き合いだしたというストーリーにすると、尻軽だと思われるおそれがあるから、話の整合性なども加味したうえで、8月・9月は1度も会わず冷却期間をおいたのである。
その間も熱を絶やしてはいけないので、毎日のように通話で、今後のことなども語り合った─。
話は最初に戻って、俺の職業自体にそこまで良い印象は持たれてはいないが、俺がある意味ほぼ別れを覚悟しながら包み隠さず打ち明けた男気は評価してもらったようで、今では冗談交じりに「まだ会わせてくれないの?」と彼女に言っているようである。
 

⑤大学の卒業が確定し、両親に仕事の話を打ち明ける

まず、保険で6単位分取っておいて、それが全部取れていたことが衝撃だった。

オンライン授業でなかったら今頃中退していただろう。

卒業式はサボった。

卒業式の翌週、親が東京に遊びに来た。

コロナ以来、2年ぶりぐらいの再会だった。

卒業話はそこそこに、これからの就職の話になる。

俺は、自分の親を差し置いて、彼女とその親に打ち明けてしまっている。

だが、そこで受け入れてもらえた実績と自信があったからなのか、彼女に肯定してもらっている以上、親に否定されてもダメージが少ないと思ったからか、割とスムーズに話ができた。

緊張しながらも正直に言うと、親は2人で同時に笑い出した。

「そんなことだろうと思った」

俺の隠し方から、エロ関係だと疑っていたらしい。

親とそこまでオープンにエロ話をしていたわけではないけど、やっぱさすが親だなとこのときは面食らった。

彼女のことも話ができて、何か色々抱えていた心の枷が外れた気分だった。

 

⑥住んでいるアパートの取り壊しが決まる

色々あって、立ち退き依頼が来た。

お金も出る。

幸か不幸か、正社員になって社宅へ越そうと思っていたので、タイミングは良かった。

しかも向こうは俺が3月まで学生をやっていると思っているから、早くに出たら余計にお金が支払われるようだ。

計算したら、多分70~80万はある。

だが、大学多留の罪滅ぼしで、そのほとんどは親に没収されるはこびとなった。

何も言えねえ。

 

⑦10月に彼女に初めて「俺」として会う、しかし

彼女の親は、何度も言うが異常なほど心配性で過干渉だ。

彼女の親にとって、「俺」と彼女は付き合っていてもまだ会っていない東京の怪しい男、という印象。

だから、いきなり会いに行ってお泊りするのもかなり反対されたみたいだ。

コロナに対しても敏感で、PCR検査も徹底して受けさせられた。

会う直前になって、再び親が心配してきたというので、彼女はとうとう、俺と数か月前から付き合っていて、あの架空の男の正体も俺だったという嘘を自白した。

家族からの信頼と俺との恋愛を天秤にかけて、後者を選んでくれた。

だがバッシングは思いのほか強かった。

やっぱり母親はグチグチ言ってくるし、もうあなたを信用できないとか、出産のため里帰りしていた妹からも、「あのときそんな危険な状況だったんだ」と怒りをあらわにしたようだった。

俺は反省している風を装いつつも、内心めんどくせー家族だなと思っていた。

結局、俺は嘘の共犯者となり、彼女と公式にお泊りをした。

そんな負い目もあったからか、勃ちが悪かった。

 

⑧制作として10月からスタート

ずっとダラダラ続けていた編集のバイトから脱却して、ようやく制作で正社員としてスタートを切った。

基本給の低さに引いたが、撮影のない日は、いつ出勤しても帰ってもお咎めが無いのでまあいいとしよう。

ロケで余ったお菓子や飲み物は取り放題だし。

今日、初めて企画会議があったので企画を出したら、褒められた。

同期は厳しめにダメ出しされていた。

ファンタジーとリアルが中途半端だとダメとか、タイトルがエロくないとかそんな感じ。

俺はこれから半年の遅れを取り戻す。